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満員電車対応1-待ち位置について

満員電車に乗るためにはいくつかの技術が必要である。
ある程度筋肉質で体重が重く、横幅の少ない男性であれば腰を入れて前進するだけでよいが、一般的な男女は乗車位置、ドア付近の攻防、下車駅、途中駅のドア方向まで計算に入れて乗車する必要がある。
満員電車になぜそのような技術が必要であるかは以下の理由からである。

①乗れない
②途中駅で降ろされる
③下車駅で降りられない

まず乗車に成功することが最も重要であるが、直ちに目の前に停車した車両に乗ることが攻略になるとも言えない。
乗車に成功する待ち位置を理解し、その位置によって最終的に車両のどこへ送り込まれるかを想定し、現在位置が適当でなければ一本後の車両まで待つといった正確さを優先すべきである。
図は乗車に至る四段階の遷移図である。

1.下図は平均的な二列縦隊待ちであるが、その後の位置に大きな違いがあるA,B,Cの三点を記してある。

2.目的の満員電車が入線し、ドアが開いた直後の様子が下図である。
Aの位置に居た乗客は下車客の強い流れが最も大きく当たるため、ドア幅以上に体を移動させ流れを避けている。
B、Cの位置は比較的流れの強さが緩和され、特にC位置は全体の動きが把握しやすいと言える。

 3.待っていた乗客がドアに押し寄せている図である。
この瞬間、Aはドアに最も近い位置に居ながら車両に体を押しつけられてしまい動けなくなっている。
Aの隙を突いて真っ先になだれ込めるのはBの乗客である。
Cの乗客はまだ全体を俯瞰できるため、少しでも流れの良い場所を探すことが出来る。

4.最終的に車両の中ではBが最も奥まで侵攻することが分かる。
Bの位置は、下車駅が乗車駅と反対側のドアを利用する人の場合に有効である。
Cの位置は途中駅の下車・乗車の波から最も影響を受けづらいため、遠距離用の位置である。
Aの位置は、乗車駅と下車駅が同じ側のドアである場合に有効であるが、最もおいてきぼりを喰う可能性が高い。



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