電車通勤士

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電車の上座下座

電車には、乗車位置により上座、下座がある。
マニュアル化されていない暗黙のマナーの一つでありながら、高度経済成長時代を生き抜いたサラリーマンは全てそのマナーを体得しているため、その上下関係を理解せず取引先や上司に白い目で見られる通勤者が年々増えている。

ここでは主にボックス席、長椅子、ドア近辺での上座、下座について理解する。


  • 1.図はボックス席の上座と下座である。
    は進行方向に向かって座る位置+窓側であり、最も快適と言われている。

  • 2.図は長椅子の上座と下座である。
    長椅子の端には壁があり、片側にもたれることが出来る。少し腰をずらせば進行方向に向かう背もたれに近くなることからが最も上座である。
    長椅子は両端に続けて中央に座るのがマナーである。
    最期まで人とぴったり並ばない位置から埋めてゆくこと。

  • 3.図はドア近辺の上座と下座である。
    ドア脇の①②は「狛犬位置」と呼ばれ、乗降の邪魔にならぬよう鞄等を体に引きつけて座席側の壁とドア脇の隙間の▲地帯をぴったり埋められる者のみ利用可能である。
    ③④の位置はとてもシビアに立たなくてはならない。①②⑤の人にプレッシャーを与えることなく、手すりに掴まり乗降客の邪魔にならないようにする必要がある。
    であれば座れる確率も高くなるが、③④は手すりに体を押し付けることが可能なため、幾分立ち姿勢を楽にすることが出来る。



座り位置と立ち位置のランクを理解して実践しようとも、状況により臨機応変に対応する必要がある。また不測の事態が起きても自分のマナーを実践し、上司・部下、他者のマナー違反に心を動かされず落ち着いて見守り、(こんな位置なんて自分ルールさフフッ)と心の中だけで想うこと。



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