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満員電車対応4-痴漢対策

満員電車では、人間のパーソナルエリアを侵害され、嫌悪感、親近感渦巻く異常な精神状態が発生する。
その最も迷惑な行為が異性への痴漢行為である。
この回では痴漢に遭わないため「痴漢の知識」、痴漢をしない、痴漢に疑われないための技術や心得習得を目的とする。

痴漢の種類

  • 見抜き型

 直接触れず、見て不埒な行為をおこなう。座ったまま寝ている女性が狙われやすく、特に空いた車両でおこなわれる。
 階段等でスカートの中を覗く行為も含まれる。

  • 背面型

 背中側に立ち、尻と髪を狙う。押されたフリを利用するため、乗降時、発車・停車の揺れに乗じておこなわれる。
 髪は主に後頭部に顔を押しつけ、モフモフされ、場合によっては髪を食べられる。

  • 前面型

 相向かいに立ち下半身と胸を触る。
 酔客や都会に慣れていない上京者が出来心でおこなってしまう場合が多いがあまりに異常行動なため、あきらかな痴漢であるにも関わらず痴漢認定を脳が信じてくれない(混乱)状態に陥る。
 希に本当の異常者である場合もあり恐怖度は高い。

  • ワンクッション型

 間に善意の第三者を挟んでその後ろから手を伸ばし痴漢えん罪を発生させる凶悪な痴漢。
 ただちに犯人の腕を目視のうえ掴まないとクッションの人物も痴漢と化し、二人がかりで触られてしまう。

  • 包囲型

 複数の痴漢グループで壁を作り痴漢を行う。
 痴漢のプロ集団は池袋や新宿等の大型駅を行き来しており、特に混雑するホーム上で「なかなか乗らない」「一人に見えるのに時折人と目配せや会話をする」「荷物が少ない」など違和感のある行動をするため発見は容易い。
 痴漢っぽいから離れようとしても乗車時のカオス状態を自在に移動し、必ずターゲットのそばに付く。

車内の痴漢発生場所


上記斜線部分は乗降が激しく、乗客が密着するエリアであり、すべて危険地帯である。

痴漢の行動

  1. ターゲットの顔や身体をチラチラと見る。
  2. 鼻息が荒くなる。
  3. 肩が水平になっていない。

女性に対して痴漢と思われない行動

  • 女性が触れられてもノープロブレムな部位

左右脇腹の背中寄り、(但し強い圧迫は苦痛を与えてしまうため厳禁)か、肩胛骨から腰骨にかけての背中

  • 手を降ろして乗車している男性は潜在的痴漢である。
    手が当たったらラッキーと思っていないだろうか?それが潜在的痴漢である。
  • ミニスカートの女性が前方を歩いていた場合、階段やエスカレーターに差し掛かる前に追い抜くようにする。
  • 立ち方

鞄は図のように「持ち手」を腰のベルト位置まで持ち上げ、股間をカバーし、他人にもっこりしたものが当たらないようにする。
その際、①の肘部分が周りに当たらないよう注意する。
②の位置に荷物を持ち上げるためには腕力が必要であるが、親指だけベルトに掛ける事で腕の労力を軽減することが出来る。
空いた方の手は吊り革に掴まる。吊り革に届かない場合、吊り広告をつまむか、エア吊り革を行い、絶対に下へ降ろさないこと。
鞄に肩掛け紐がある場合でも、肩掛けを中断し、図の体勢にする。肩掛け鞄は満員時に他人への影響が多い事を理解する。

また、この鞄位置は乗車時の押し込みにも有効であり、前方の乗客の腰痛を癒す指圧効果があるため積極的に利用されたい。

  • 振る舞い

他の乗客から反感を持たれることの無いような立ち居振る舞いをする。
痴漢えん罪はちょっとしたイライラから発生する場合もあるため、360度全方向にエクスキューズするつもりでいなくてはならない。

まめちしき

JRの階段は女性がどんなミニスカートを履いていても「良い姿勢」で登れば一般的身長の男性からはパンツを見ることが出来ない角度に作られている。
それでも見えてしまったと言うあなたは階段下で靴紐を直したりしていないだろうか。手鏡で髪型を直したりしていないだろうか。
「李下に冠を正さず」(階下に靴紐を正さず)が周囲に誤解を与えない行動である。



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